SRX#7 : ドライサンプ
クランクケースを分解して加工しているという事は、実質エンジンのフルオーバーホールみたいな物です。ついでにシフトドラム溝の面取りをしてみたり、雑誌で聞きかじった事を試してみたり。
きりがないのでソコソコの所で組上げます。ようやく組み上がったのが除夜の鐘が鳴り終わる頃でした。
オイルを入れ、スパークプラグを抜いた状態でクランキング。フレームに載せる前に手で回してチェックしているので、最初からスターターで普通に回します。「スポスポスポスポ」と「シュシュシュシュ」を混ぜた様な音が工場内に響きます。
(ちなみに当時の職場は元々新車プールだった所に建てた大きな整備工場だったので近所迷惑の心配等全くありませんでした)
問題無さそうなので、プラグとキャブを組んでエンジン始動。今度は「シュココシュココシュココシュココ」「ボッボッボッボッ」「バルン!」ようやく火が入ったのでそのままアイドリング。チョークの無いFCRなのでアイドリングを高めにして少し放置します。
ところが・・・
「ぶしゅぶしゅぶしゅ」
!?
なんとエンジンからオイルが吹き出しています。漏れているのではなく泡を吹くように。
慌てて停めて確認すると、内圧逃がし用のホースから銀粉混じりのオイルが吹き出していました。
SRXのエンジンはドライサンプといって、クランクケースにオイルを溜めず、サブタンクに吸い上げるタイプ。ここに問題があれば溢れたオイルが吹き出します。
オイルラインが違っているのか?組み間違えたか?最悪の事態を想定しつつ、クランクケース側とオイルタンク側両方からオイルを抜き、念の為オイルフィルターも外します。こちらは問題無し・・・いや、少し銀粉が混じっている様な。
もう一度オイルを入れ直し、点火しない様にしてクランキング・・・問題無し。試しに火を入れます・・・問題無し。アイドリングで放置・・・問題無し。ブリュッピングしてみます・・・問題無し?
念の為、さらにもう一度オイルの入れ替えとフィルターの交換。今度は銀粉はほとんどありません・・・?
結局、その後全く問題は出なかったので、銀粉の正体は掃除しきれなかったクランクケースの削りカスだろうと断定。最初にオイルが吹いた理由は手順違いによる入れ過ぎか、一時的なオイルラインの詰りと仮定。どちらにしても重大なトラブルになりかねないミス。やはり年越しでやる作業ではありません。
そのあと手放すまで2年近く乗りましたが大丈夫でした。
<続く>
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コメント
組み上げたエンジンを掛ける時、なんだか神聖な気持ちになります。
大丈夫だと判っていても、ドキドキ感が…かかればホッとする。
プチトラブルでよかったですね。
どこかの・・・ゴホゴホッ・・・止めときます。(笑
次は、走行編ですね!?
投稿: stool | 2007.03.23 09:00
stoolさん、どうもです。
自分でもこんな経験はこれっきりです。(苦笑
深夜にオイルが吹き出す様子はホラー映画の様でした。
投稿: オイカワヒロシ | 2007.03.23 09:40
よばれて・・・・。。。
えー私?のことでしょうか?>STOOLさん。。確かにセル逆回転という珍事引き起こしました・・・今だ原因不明・・・。。
いい経験になりやんした。
GSXRもドライサンプにして重心下げて・・・うーん費用対効果は不明ですが・・・・。。。
投稿: 下級士官 | 2007.03.26 07:29
◯西大尉、お疲れさまです。
やはり「一尉」より「たいい」の方が宜しいですよね?(笑
GSX-Rの場合、放熱以外メリットは無さそうですよ。
投稿: オイカワヒロシ | 2007.03.27 15:48